ちょっとしたところが大切な別注

先週のブログ

大量入荷分をざざっと紹介 #バンザイノーカラーライダース(写真メイン)「革パン日和」_ 1/589

年内最後の入荷分をざざーっと紹介しました
今週はその続き(週に一度くらいはさすがに洋服屋らしいブログ?)

原材料であるムートン自体が緊急事態的な・・・値上がり・・・ということが・・・あり

今年の御予約分のみこのプライス(公表は不可)でのお届けとなりました

裏事情に関しては会員様限定でお伝え済みとなります

インラインでも展開のあるムートンのブルゾンを「ちょっと」だけカスタム別注したモデル
違いは
「普遍的なデザイン構築としてフロントジップの配置をアシンメトリーからシンメトリーへ」
「着丈+2cm伸ばしてややリッチ感を増量、ネックの高さをわずか延長してこちらもリッチテイストへ」
と言ったごくわずかなこと
インラインのデザインで充分完成されているのが当然ですので、そこにわずかだけ自分の好みのエッセンスを足したイメージです

ボディカラーはブラックで統一(これも普遍さ)
ファーのカラーはブラックと僕の好みの少しだけ色の入ったDIRTY WHITE GRAYの2色にて展開

着丈などはベースモデルの型紙を変更してもらっていますが、さらに個別に会員様に合わせてプラスマイナスでの対応(袖の長さも)しています

ファスナーのカラーも NK(ニッケルシルバー)と AB(アンティークブラック)とお選び頂ける仕様にしてどこまでも「自分らしさ」「最後の部分の好み」としてお選び出来る箇所を残しています

大切に思っているのは全てにおいて「お客様ありき」では意味がないと思うこと
それでは単なる「注文屋」でしかない
僕はそうではなくて、あくまでバイヤー、セレクターでありそこに自分が作る洋服のブランドとはまた違った意味での「店としてのデザイナー」の役割もあると思っているので自分の店にとって必要なモノ、自分の好みに沿った意味合いので別注デザインへと落とし込むことに意味と意義があると思っているし、それを信頼のおける(もちろん!)ブランドデザイナーと掛け合い、掛け合わせていくことで無二のアイテムが出来上がると思っている

そしてそれがベース、下敷きとなった上でファスナーのカラーであるとか着丈や袖丈といった個々の体型に合わせたプレゼンテーションが出来ることが大きな強みでもあり(キャンセル保証をつけているのでもちろん逆説的に店としてはリスクも大きい)僕が出来るある意味唯一のことだとも思っています

おかげさまでこのファイナルエディションのムートンブルゾンは僕もデザイナーの小川さんも驚くほどのご予約を頂けて本当に嬉しかったし、もちろん値上がりしてしまう前の最後のプライスということもあっての駆け込み乗車的な意味合いもあったのかもしれないけれど、フルサイズでの貸し出し見本なども作って・・・(結果・・・その分の予算をギリギリ取り戻せたかどうかという利益でしたけど 汗)それをお貸し出しなども出来たので仕上がりやサイズ感に関してもみなさま気に入って頂けた

結局のところ「そのため」の僕の仕事

「たのしかった」

「テンション上がった」

「気に入った」

モノが伝えることが出来る感動って純粋にそれだと思う
その満足感はどのモノであっても、高くても安くても(それは価値観)1つのモノで得られる感動をどこまで深めることが出来るのか

インターネットなるものがこれだけ普及した世界なのでどこでもモノは買える
だけど僕から
僕の店でないと買えないモノ
それは別注云々だけでなく
モノの感動でなくてはいけない

そんな風に想っています

そんなわけであと1年半と少しだけ・・・

命を削るつもりで
死ぬ気で走り抜けるつもりです

( 週刊日和 )

月曜日 —「お散歩日和」 日常の在り方つらつら
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* 毎月11日は ” One Family ” 「遠足日和」の記事となります(月刊日和)

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Posted by:Urano Takahiro ウラノ タカヒロ

Garage EDEN shop Editor.